単身赴任は住民票を移さない?移動するメリットとデメリット
単身赴任のとき住民表を移すか移さないか迷いますよね。
単身赴任が決まった時に、引っ越しのことなどいろいろなことを考えなければいけませんよね。
単身赴任をする際に気になることの一つが住民票の移動です。
一言に単身赴任といっても何年もの長い間赴任になることもありますし、1年以内と短い期間の場合もあります。
では、その際に住民票は移したほうがいいのでしょうか?
そしてその際のメリットやデメリットなどを見ていきたいと思います。
目次
- 単身赴任で住民票を「移さない」ときのメリットとデメリットは?
- 単身赴任で住民票を「移動する」ときのメリットとデメリットは?
- 単身赴任時に住民票を移すことは法律で義務付けられているのか?
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単身赴任で住民票を移さないときのメリットとデメリットとは?
単身赴任をする際に、わざわざ住民票を移すのは面倒ですよね。
ただ、会社によっては単身赴任の際に住民票を移すようにといわれるなど規定があるところもあるようです。
では、単身赴任で住民票を移さないメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
「移さないとき」のデメリット
こちらはまずデメリットから見ていきたいと思います。
住民票を移さない場合、基本的にパスポートや運転免許の更新・申請、選挙投票などは住民票上の市町村で行われることになります。
その為、その都度元住んでいた場所に戻る必要があるのです。
特に遠くへ単身赴任をした場合にはその都度戻るのは大変ですね。
さらに、スポーツを行う人ならちょっと困るのが、場所によっては市町村のスポーツ施設を使うことができない、もしくは住民よりも借りるときの金額が高くなってしまうというものがあります。
「移さないとき」のメリット
それに対して、メリットといえばやはり単身赴任をするときの手続きが少なくて済むことでしょうか?
特に世帯主の場合、一度住民票を移すと残された家族(主に妻)が世帯主になり、戻ってきたときにまた元に戻すという二重の手間になってしまいます。
元から住民票を移さなければそのようなわずらわしさは無くなりますね。
単身赴任で住民票を移動するときのメリットデメリットとは?
では、逆に単身赴任をするときに住民票を移動するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
「移した場合」のデメリット
こちらもまずデメリットから見ていきたいと思います。
まず、住民票を移動すると一時的にですが選挙権が失われます。
規定で住民票を移すとそれから3か月は選挙権が失われるのです。
そして、マイホームを購入すると住宅ローン減税というものが受けられますよね。
実は住宅ローン減税の条件として、家に住んでいることがあるのです。
つまり、減税期間中に住民票を移すと一時的に住宅ローン減税が受けられなくなってしまうこともあるのです。
さらに、住民票を移動することで、移動先、そして元の家に家族を残していれば、住民税が二重払いになることになるので家計の負担にもなります。
「移した場合」のメリット
ちなみに住民票を移動するメリットとしては、やはり役所関係の手続きを地元の役所で行えることくらいでしょうか?
そう考えると、単身赴任で戻ってくることがわかっている場合には住民票はうつさない方がいいのかもしれませんね。
単身赴任時に住民票を移すことは法律で義務付けられているの?
では、法律的に単身赴任時に住民票を移さなければならないという規定はあるのでしょうか?
実際にそのようは法律はありません。
一応単身赴任の際には
- 単身赴任の期間が1年以下の場合
- 週末や季節ごとに元の家に帰ってくる(生活の本拠地が元の家にある)
このような場合には特に住民票を移す必要はありません。
大概の単身赴任の場合には元の家が生活の拠点になっていると思いますので、特に住民票を移さなければならないということにはならないのです。
まとめ
単身赴任を長期間行う場合、住民票もうつさなければならないと考える人も多いと思います。
しかし、特に会社からの規定もなく自分自身の必要性も感じなければ、総合的に考えても住民票はうつす必要はないと思いますよ。
タグ:手続き